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バイタルサインの重要性

介護職は、利用者の健康管理も担わなければなりません。
中でも特に重要なのがバイタルサインのチェックです。
バイタルサインとは、人の体が現在どのような状態であるかを示した情報のことをいいます。
体温や呼吸、血圧、脈拍数以外にも、食欲が十分であるか、排泄はきちんと行われているか、睡眠が十分であるかなどの細かい部分までチェックを行うようにしなければなりません。
特に高齢者に対しては繊細なチェックが必要なので、顔色や会話を通して異常がないかも見ておくようにしましょう。

ちなみに、バイタルサインの測定は、基本的に安静時に行います。
血圧や脈拍の測定は、基本的には左腕で行うようにしましょう。
ただし、左側になんらかの麻痺が残っていたり、測定しづらい状態にある場合は右腕でもかまいません。
それから、時々呼吸の回数を測定することも大切です。
規則正しく呼吸を行っているか、日頃からこまめなチェックをしておくと、高齢者の体調の変化を察しやすくなります。

また、それ以外にも、うまく会話ができない認知症患者に対しては、体調に変化はないか、痛みのある箇所はないかなど、様子をしっかり目で確認することも欠かせません。
そして、普段とは異なる行動をとっていないかを注意して観察しましょう。
バイタルサインは身体から発せられる大切なサインなので、こちらのようなサイトも併せて読んで、異変を見落とさないようにしましょう。